X100VIを欲するワイ、我に帰る

 X100VIを欲している。抽選に応募するもことごとく当たらず。Xを見ていると、抽選に当たる人はいるようだ。彼らやカメラ雑誌の作例を見て映りやボケについて確認した。スナップ撮影機としてはいいなぁと思った。

 ところが今日我に帰った。レンズは資産、ボディは消耗品。このボディと言うのは、デジタルカメラの本体のことだ。フィルムカメラは消耗品ではない。なにせデジタルカメラは画像処理エンジンを交換することができない。エンジンが最新であればあるほど、画質や連射速度等の画像処理が、古い物に比べて有利になる。

 x100VIについて考えるとどうだ?このカメラはレンズ固定式のためレンズ交換ができない。ズームできない単焦点レンズだ。外観はクラシックであり、操作性や機能、写りなどは今現在においての高性能だ。OVFとEVFの切り替えも面白い。

 では、長い目で見てみるとどうか。私はかつて2011年3月に発売したX100を所有していた。私はこれを1年ほどで手放してしまったが、今これを持っていたら、趣味として普段遣いしていただろうか?答えはノーだ。写りはレンズだが、処理をするのはカメラ本体だ。画素数や画質、連射性能等はカメラに依存する。いくらレンズが良くても取り外せなければ、そのカメラを使わなければ、活用する機会が得られない。レンズ交換出来れば、それに該当するマウントであればずっと使うことができる。

 X 100VIを手に入れることができない負け惜しみのように聞こえるが、半分そうではある。だからこそ、現状手持ちのデジタルカメラやレンズの優位性に気が付いた。