X100VIを買えなかったことが結果的に良かった私の事例

 富士フイルムのX100VIを発売日に買うことができなかった。その後の転売品を買うことはなく、数日もんもんとした日を過ごしつつ、買うことを半ば諦めつつ、Xでそれを使った作例を検索しては見ていた。

 先週、今週と手持ちのカメラを持ち歩いて、改めてX100VIを買わなくて(買えなくて)良かったと気が付いた。私が使っているカメラはOMDSのOM-5だ。レンズはED25mm F1.2proとED20mm F1.4proを持っている。レンズ交換をすることができることは、 その日の気分やシチュエーションにレンズを合わせることができ、マンネリ化することを防ぐことができる。

 レンズ固定式であってもトリミングやクロップをすれば望遠っぽい写真にすることはできる。また、慣れた画角や目は撮りたい構図を決めやすくなる。

 マイクロフォーサーズAPS-Cやフルサイズと比べて高感度に強くないのでノイズが発生しやすい。が、そんな弱点を補うのがpurerawというノイズ低減ソフトだ。画像容量はrawより大きくなってしまうが、そのメリットは大きい。

 マイクロフォーサーズのメリットは、本体とレンズ共に小さい、軽い、安いだ。レンズの焦点距離が短いから被写界深度は深めのため家族写真を撮りやすい。しかもOM-5は防塵防滴とプリキャプチャー撮影があることが私にとって魅力的だ。運動会やイベントがあった際は、防湿ケースに眠っている望遠レンズを持ち出せば、トリミングの必要もない。

 OMDSとオリンパスを全部売り払ってX100VIに買い替えようとしたが、買えなかった結果は私の将来のフラストレーションを未然に防ぐことになりそうだ。