デジカメで写真を印刷しなくなった理由について考えた

 写真に関するYouTube動画を見て気が付いたことがある。それは、今は昔ほど写真をプリントしないということだ。それについてなぜだろうと思い考えてみた。

 端的に言うと、フィルムカメラが主流な時はプリントせざるを得なかっただけだ。フィルムカメラで写真を撮影すると、フィルムを現像しプリントするのが一連の流れだ。デジタルカメラで撮影すると、パソコンに取り込みディスプレイに表示する。スマホならば、撮影し画面を表示してから編集の有無を行う。

 このことからわかるように、プリントはディスプレイでの表示と同じ役目であることがわかる。また、プリントを印刷して関係者に配ることは、デジタル時代での写真の共有(LINEでの写真データの送信やTwitterInstagramFacebookなど)と同じことだ。

 あえて、デジタルデータを写真として印刷する意味は、表示する環境(ディスプレイ)の差異を無くし、特定の人あるいはマス(大衆)向けにモノとして提示、ギャラリーや展示会等で対人としてコミュニケーションを図ることで、作品のみではなく人柄も知ることができる。