エロもhentaiも文化である

今回の投稿は「エロ」が文化であることの再確認だ。

海外のエロ動画サイトを見るとカテゴリーに「hentai」がある。クリックするとエッチなアニメが一覧に表示される。

コンビニや本屋には成人向けとして、18禁のエロ本が実写の物やマンガで描かれている物が販売されている。

一歩引いてマイルドな例では、週刊少年誌に「いちご100%」という学園物で恋愛物であり、エッチな想像をかき立てる作品があった。

江戸時代へ時間をさかのぼると、浮世絵に春画があった(春画についてはウィキペディアが詳しいので、気になる人はそちらを参照のこと)。

 

人間が生物である以上、誰しも生殖や性欲に関することから逃れることは出来ない。それは本能に備わっているものであり、コントロールするのは大脳だ。二次元である紙や視聴機械を通して得られる映像から性欲を沸き立たせるのは人間の特権だ。

 

エロは売れる。

エロ作品を足がかりにし、そこで名を挙げて他のジャンルへ派生する世渡りの方法もある。そのためにニッチな性癖への需要を狙うのもありだ。

 

変態なマンガが性犯罪を招くと主張する人がいる。彼ら彼女らがなんの根拠を持って主張しているのか見当がつかないが、その危惧に逆らう効果もあることは容易に想像出来る。それは、その人の妄想を作品が表現することで、その持ち合わせていた欲求を昇華し発散するからだ。

性風俗を厳しく取り締まりすぎると逆に性犯罪が増えるように、なんでもかんでも規制をすればいいものでもない。社会にバッファは必要だ。

 

ただ、文頭に挙げたような、公式の許可も無く違法アップロードを行うことは許されない。それを創ったクリエイターや権利者らが浮かばれないからだ。

 

 

エロマンガ表現史

エロマンガ表現史