「怒られる」という言葉の不思議

喜怒哀楽は人間の感情を示した言葉だ。

 

「喜んでもらった」「哀しんでいた」「楽しんでいた」等は本人の様子を示す言葉だ。
相手に対しての言葉ではない。

 

この中で「怒」だけ相手に当たるものだ。

「〜さんに怒られた(泣)」とよく使う。

「怒」も上記3つの感情のように本人の様子を示すだけの言葉であるなら、「自分が怒られる」という事はただの勘違いに過ぎない。

 

個人の意見ですが、「怒る」と「叱る」は違うと思う。

違いは冷静ではないという事だ。

叱るのが目的なら怒る必要はない。

怒るのは個人の感情であり、それはその人の感情を抑えきれなくなった結果だ。

 

本音を言わせるために相手を怒らせる方法はあるが、あまり多用して欲しくないものだ。

 

なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (光文社新書)