昭和館で昭和の発展を感じた。戦争未亡人と闇市についての感想

昨日、九段下にある昭和館へ行ってきた。昭和生まれとして、平成という元号が変わる前に。

 

展示フロアは2つあり、昭和という時系列を示すには多すぎない展示の量でちょうどよかった。

 

とても心に残ったことが2つある。

 

1つ目は、戦時中に夫が戦死した家は誉れの家としてもてはやされ、恩給も頂いていた。

戦後、恩給は打ち切られ、母親は仕事をするも高級な職は得られず苦しい生活だった。

 

2つ目は、闇市があったのは必要だったからだ。国からの配給が遅く、その間の飢えをしのぐのにその市を利用せざるを得なかった。また、そこで働いていた人は若手の退役軍人が多く、地方から物資を運ぶ人と売る人に分かれていた。経済や物流が発展するにつれてそこは無くなっていった。

非合法であっても必要だからこそ、自然発生した。

 

過去の人らがいらっしゃったから今がある。慰霊の気持ちと感謝の心を持って、今日も私は生きる。