人工知能に抱くイメージが現実と違う

人工知能と聞くと鉄腕アトム攻殻機動隊タチコマドラえもんを思い付く。自立思考による振る舞いにより、その挙動はまるで一人の人間を思わせるものがある。

 

現代でもてはやされている人工知能について見ると、それはまだパソコンの延長でしかない。特定の専門分野に特化させただけだ。

  • ビッグデータを分析して人の購買動向を調べる。
  • 医学論文を多く読み込ませることで、人では判別出来なかった病気を当てる。
  • アルファゴの様に囲碁で人間に勝つ。

人工知能の進歩により知識集積型の仕事は代替することが出来る。先の医者の誤診、裁判官は過去の判例を参考にする、行政の窓口や事務作業などが安易に想像出来る。

そのうち人が関与できるのは、初めの入力作業、人工知能が弾き出す結果の最終判断、人同士で意向や傾向をくみ取る忖度だ。