時は売買できる

"時は金なり"というが、時は買うことも売ることも出来る。

時を売ることは容易にイメージが付くだろう。アルバイトのように時給がまさにそれだ。その時間、労働力を提供することで代価に金銭を得る。

時を買うことは想像しにくいだろうが、週刊新潮で連載されている百田尚樹さんの"新相対性理論"を読むとわかりやすい。例えば洗濯機。人の手によって行っていた家事を機械が代替することで、その間の時間を他のことに使うことが出来る。その機械をお金で買うことが出来る。また、他に例えると、船で3日かかっていた航路に対して飛行機を用いると数時間で到着することが出来る。

我々の限りある人生という時間を増やすことは出来ないが、それぞれのことに費やす時間を短縮あるいは節約することで余暇を作り出すことは出来る。

それらを可能にしているのが文明の利器であり、技術の進歩だ。