ジャーナリズムもただの仕事である。金を取れるかどうか

ジャーナリズムやジャーナリストという言葉は響きがキレイだ。「隠された真実を暴く!明らかにする!」という印象がある。

これについてよくよく考えてみると、仕事なんだよなと思う。取材対象やエリアについて、金を出してその情報を欲しい人がいるかどうかを考える。

NHKで物の境目が何県なのか調べる番組を見た。その感想は「ふぅん、そう。だから何だよ」だった。それが判明することは、NHKの番組で放送するぐらい大切、または面白いと思って作ったのかなと疑問を抱いた。

中国が行なっている新疆ウイグル自治区での人権侵害や虐殺、臓器転売など、こっちの方が問題だろ。

安田純平氏がシリアで反体制派に拘束された。3年4ヶ月ぶりに解放された。彼が拘束されることで社会の関心はシリアへ向くため、そこで仕事をしているジャーナリストの仕事のネタになる。

テレビや新聞もジャーナリズムだというなら、東シナ海での中国による軍事化や領海侵犯ももっと取り上げるべきだろう。国益を考えるなら。

一般人がそれらを好きではない、または視聴率や指示が取りにくいからやらないというのは、やはりマスコミもマスメディアも営利企業や営利活動でしかない。それをやるのが公共放送であるNHKの仕事だろう。

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