よくよく考えると、スピリチュアルって宗教のように心の安定を求めていると思う。
ヒーリングや前世、天国、パワーストーン、オーラ、霊とか。
一つ一つ難癖を付ける。
- ヒーリング:しつらえた環境や手続きによって癒されてると思うから癒されていると思い込む。
- 前世:記憶は脳があって発現する。例えば切った爪自体に記憶があるとは思えない。小さい子が前はこうだったと言っても、どうやってそれが真実だと確かめるのか。仕込みの可能性もある。
- 天国:どこですか?そもそも天国が存在する前提で話をするから有るように思う。地獄もそうだ。道徳や倫理を付ける、あるいは共有するためのストーリーにすぎない。
- パワーストーン:ただの高価な石。化学的に組成式を示したところで、なぜそれにパワーがあると思うのか。
- オーラ:学問のように再現性がない。そもそも、色が付いて見えるとかその人からどんな波長の光が出てるんだよ。また、目の網膜はそれを拾えるの?目で見ているわけでないなら、目を瞑っても感じられるはずじゃね?
- 霊:もしいるなら、今まで亡くなった生物の霊で歩きにくいだろう。屠殺場や戦地、事故現場は大変な霊の量だろう。
例えば、今自分のお腹が空いているとする。これに必要なのは食事だ。スピリチュアルはこの食事ではなく、精神論で対処しようとする。食欲を抑えることで一つの欲を抑えて浄化するとか、食事には悪い物も含まれていると不安をあおる。
食事療法でデトックスというのもニセ科学だ。「重金属が〜、毒素が〜」というが人は普段どこで買って何を食べているのだ?よっぽど日本の環境基準や排出基準、出荷の基準等を無視した物を摂取しているんじゃないか?例えば発展途上国での汚染された物とか。
自己啓発本やスピリチュアル系の本がたくさん出版されるのは、そのジャンルが売れるからだ。自己啓発本は今の自分を否定して新しい自意識のステージに上がりたいという向上心をあおる。スピリチュアルは今の不安につけ込んで別な理想的な世界があると勧誘する。
自己啓発もスピリチュアルも金儲けできるから存続している。前者は読み終わってから2週間も持続せず、後者は再現性がない。「私はこれで〜〜が治った」と言うんなら医者はいらないじゃないか。
天国や地獄があるんなら行って来て、その証拠を持ってきて欲しい。作り話やフィクションにすがっても仕方ない。
科学や学問として証明するなら、誰がやっても同じ結果になる再現性が必要だ。