日本人はすでに新型コロナウイルスに対する抗体を持ってる説の否定

 タイトルにあるように、その説を否定する。

 もし抗体を日本人が持っているのであれば、なぜ年齢に上になるほど死亡率が増えるのか。若いほど死亡率が低い。

 抗体があるというのはすでにワクチンを打ったというのと同じこと。体の免疫がそれに対する異物をやっつける。

 もし抗体を持ってるのに重症化するというのなら、毎年冬に接種する人が多いインフルエンザワクチンなんて無意味ではないか。

 ワクチン自体の効果は科学的に正しい。だが、今回のこのウイルスに対する日本人がすでに似た抗体を持ってる説は懐疑的だ。長く生きていろんなウイルスに罹患してきたであろう年寄りの方が重症化しやすいことから、インフルエンザの例を挙げるまでもなく、多くの人は気が付くだろう。