NHKスペシャルでこんまり(近藤麻理恵)さんの片付け方法を紹介していた。3人の依頼者を弟子のコンサルタントが指導するドキュメントだった。所々にそのメソッドを示していた。
これらを観てこんまり流は断捨離の上位互換だと思った。
以前、断捨離が流行った時に私はそれを参考にした。例えば、1年に1回も触らなかったものは捨てる。それをそこに置いておくと言う事は、それが占める面積にも家賃を払い続けていると言うことだ。全てではないが自分なりに片付け方法を取り込んだ。
ところが、今回のこんまり流片付け方法は先程の断捨離と違い、無機質ではなく、人の血が通っているように暖かかった。その人がなぜそれを手元に、部屋に置き続けるのか。その物に込められた思い出を通して過去の自分に向かい合い、それを未来に持って行きたいかを問うていた。コンサルタントというよりカウンセリングに近かった。
人が物を捨てられない理由は2つだとあった。
- 過去への執着
- 未来への不安
- 過去の思い出が詰まったこれらを捨てたら、今の自分が自分でないような気がする。
- 今度これを使うかもしれない
捨てるにも一つ一つ触り、ビビッと来た物についてその時の自分を応援してくれたことについて考え感謝をする。まさに自分と向き合うことだ。
また、置いておく物の配置の仕方を示していた。あちらこちらに置かず、同じ様な物はまとめる、小物は箱に入れ立てて置くなど。
物置や倉庫、蔵があればいくらでも置けるのだろうが、我々はその様な建物や庭などを持っていない。本件がスピリチュアルの様に見える人もいるだろう。私はそうは見ない。前回と同様、良いところはマネし、そうでないところはマネしない。実行し継続して部屋や家がキレイになればいいじゃないか。やってみることが大事。