考えるのを保留にすると悩みは減る 〜わからないことはわからない〜

人は多くの悩みを抱えている。

それについて考えてなんとか解決策を見つけ出そうとする。または、その感情を浸って嫌だなぁという思いにふける。

過去に多くの自己啓発本を読んできた中で、2つ記憶に残っており実践していることがある。それは、

  • 問題や自分の感情をいったん箱に入れる。
  • 考えても解決しないことは考えない。

ということだ。

「箱に入れる」というのはそのまんまのイメージで、自分の中からそれを取り出し、箱に入れていったんそれについて考えるのを中止するということ。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

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  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/10/19
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2つ目の「考えても解決しないことは考えない」というのは、ブッダと弟子の会話関連の本やインターネットを読むとわかる。

例えば人間関係でもめた時、自分が相手の事にいくら気にもんでも仕方がない。相手の事を考えたからといってその問題が解決するのだろうか。考えればなんでも解決するというおごりが、その悩みを更に深くする。例えば、妻や友達がイライラしていることなんて、自分が考えてもわからない。分かるには本人に聞くことだ。

ごまかさない仏教: 仏・法・僧から問い直す (新潮選書)

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分からないことはわからない。相手のことが分かるというのは本人の思い込みだ。私は相手ではなく、相手も私ではない。だから、相手を知るには心理学の様に、行動からどのような傾向があるかを認知していくしかない。それもまた思い込みではあるが、正解が無いことにはそうやって折り合いを付けていかねばならない。