武田邦彦さんは相変わらず虎ノ門ニュースでミスリーディングな発言をしている。具体的な例を挙げると、タバコは害でなく、むしろ規制するとガンが増えるというものだ。
彼の論理は以下だ。
- 日光は皮膚にダメージを与えるため、皮膚ガンの原因になる。
- ところが日光は体に吸収されてビタミンDを作るため、人体に必要である。
- 日光を適度に浴びることで、体を健康に保てる。
- よって、日光は健康に必要である。
これをタバコに当てはめると、
- タバコには発ガン性物質が含まれている。
- 人体が発ガン性物質を取ると、それに対抗して体の免疫が強くなる。
- タバコは嗜好品であるが、人体のガンが出来にくくなると予想される。
- よっと、タバコは人体に有益である。
この論理には穴がある。
物事をさも当然のように説明するその教授の姿に惑わされてはいけない。
個人の意見なのか、科学的客観性を有した内容なのか。
ガンになろうがなるまいが、本人がタバコを吸いたければ吸えば良い。
その結果、気管支を痛め、肺の機能を落とすことは自己責任だ。
ただ、その副流煙で他人を嫌な気持ちにしないで欲しい。